このカテゴリでは「注文住宅を建ててみたいな」と考え始めた方向けに、まず初めに覚えておきたいこと、気を付けたいことを紹介しています。今回は家相や風水的な間取りについて書いてみました。
ズバリ家相って気にしたほうがいいの?
結論から言うと、自分で決めていいと思います。管理人は風水などを生活に取り入れるのが好きなので、ある程度家相を気にして家を建てました。家相・風水で避けた方が良いとされていることの中には、納得できることもあるからです。
例えば「玄関に入って目につくところにトイレがないほうが良い」というものは、お客様が来た時にゆっくりトイレに入れないという問題や、玄関を入って最初に目につく、家の印象を決める要素としてトイレは見えないほうが良い、ということなどを考えるとそれなりの納得感があります。
ですが、家相においてはトイレはどこに置いても凶となりえる場所なので、凶を一切避けるとなると家の中にトイレを設置できないことになってしまいます。また、トイレに限らず風水が生まれた大昔と今の住宅の事情はかなり異なるので、そのまま当てはめても意味のないこともあるでしょう。
そして方位については、どの程度影響があるかというのは、もう、未知数だなと思っています。鬼門(北東)と裏鬼門(南西)に当たるラインには水場を置かないほうが良いといいますが、水場があるとなんなのか、水場を避けた間取りにはどんないいことがあるのか、その辺はよくわかりません。
良く分からないながらも、「なにか目に見えない影響があるのだろう」と考える人は気にすればよいし、「良く分からないから影響はないだろう」と考える人はそもそも気にしない、という話になってきます。
気になる人は、どこまで気にすればいい?
とはいっても、気になる人はどこまで気にすればよいのでしょうか。
これもやはり、究極的には自分で決めていい問題だと思います。
我が家では、家相、風水の「これだけは避けたい」というNG項目はできるだけ避けて間取りを作り、「できればこうしたい」という項目については取り入れそうならば取り入れる、という方向で進めました。
具体的に言うと、家相では鬼門と裏鬼門の水場を避けるように強く言われているので、それを避けました。また、水場をまとめて排水溝を工夫し、排水が家の中を通らないようにしました。枕の向きが北側になるように寝室を設置し、梁(はり)が家の中にないように、見せ梁はすべて面取りをしてもらう……などです。
家相は「こだわり」の一要素になります。間取りや希望の建材などと同じ「家づくりの中のひとつの要素」ということです。予め家相を気にするかどうか聞いてくれるメーカーもあります。家相を気にするのならば、少なくとも「気にしても意味ないから」などと一刀両断にしてくるメーカーとは家づくりをしないほうが良いかもしれませんね。